USERGRAMご利用者様の中には、広告用LPやキャンペーンLPなどの企画・作成をご担当されたことのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ある全国展開のエクササイズジムの予約サイトで、来店予約までのユーザの行動をもとに広告用LPの改善を行なった事例をご紹介します。
来店促進を目的に、広告用LPを制作
あるエクササイズジムの予約サイトでは、季節需要を見込んだ来店促進を目的に「サマーキャンペーン」を毎年実施していました。
WEB広告を出稿し、サマーキャンペーンのLPに流入したユーザに来店予約をしてもらう狙いがありました。
多くのユーザが本体サイトに情報を見に行っていた
「ユーザは広告用LPから途中離脱せず、スムーズに来店予約が出来ているのだろうか?」
気になった担当者は、広告用LPを閲覧後に来店予約を行ったユーザをUSERGRAMで絞り込み、その行動を分析してみました。
すると、多くのユーザが一度広告用LPから離脱し、検索し直して本体サイトに流入した後、「店舗の詳細情報」や「コース・価格表」といったページを閲覧し、再度LPに戻ってCVしていることが分かりました。
ユーザの閲覧していた本体サイトのページと広告用LPを見比べてみると、
・LPの価格表には割引後の価格しか記載されておらず、キャンペーンを利用するとどれくらいお得になるかがわからず、予約の決め手に欠けている
・LPには店舗一覧(店舗名やエリアなど)しか記載されておらず、来店時に必要となる営業時間などの詳細な情報は本体サイトにしか記載されていない
という点に気付きました。
これらの発見から、
「店舗情報や通常時の価格表など、お客様が知りたかった情報をLP内に記載できていなかったため、ユーザのスムーズなCVに繋がっていないのではないか?」
また同時に、「ユーザはLPから本体サイトへ遷移する導線を見つけられないため、検索し直しているのではないか?」という仮説を立てました。
広告用LPの情報充実化と、本体サイトへの導線強化
実際のユーザ行動から導かれた「LP内で確認できる情報が少ない」「LPから本体サイトへ遷移する導線がない」という仮説を元に、お客様が知りたい情報を得やすくしてスムーズにCVできるように、特集LPにも「店舗の詳細情報」や「通常時の価格表」を掲載するとともに、本体サイトへの導線を強化することにしました。
このように定期的に行っている施策であっても、改めてユーザの行動を観察することで改善点を発見できることがあります。ぜひ実行してみて下さい。