対象サイト・検証したい施策
シェアハウスに特化した不動産ポータルサイトで、SNS広告に出稿した「女性に人気の物件特集」バナーと誘導先のLP
状況・課題
20~50代の女性をターゲットに、LineやFacebook上でバナー広告を配信し、サイト上の「女性に人気の物件特集」LPへの誘導を行った。
バナー広告のCTRを見ると、「女性に人気」という文言は集客上有効そうだが、LPに来訪してからのコミュニケーションに改善点がないかを探りたい。
気になっていたこと・観察する前の想定
- 「女性に人気の物件特集」LPの掲載物件は10件と少なめだが、気になる物件がなかった場合に、LP下部に置いた回遊用バナーがきちんと機能しているか
- 一覧性を高めるために各物件の紹介文を短くしているが、物件への興味を喚起できているか?
観察テーマ
SNS広告から「女性に人気の物件特集」LPに流入したユーザは、サイト上でどのように行動しているか?
ユーザの抽出方法
コンバージョン
物件問い合わせ
行動絞り込み
サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「SNS広告に付与したパラメータ」を含む
・ページタイトル→「女性に人気の物件特集」を含む
↓ 同じ訪問
コンバージョン
・コンバージョン→「物件問い合わせ」
観察結果
気になるユーザ行動 1
特集LPを一通り見た後、ページ下部の「キャッシュバック対象物件」や「期間限定キャンペーン」のバナーからサイト内の別ページへ回遊しているケースが多い。
一方、これらのバナーと並列で置いている「4月から入居可能な物件」バナーはあまり機能していない。
(女性向けでは時期訴求はあまり有効でないのかもしれない)
気になるユーザ行動 2
特集LP に流入して、いくつかの物件について詳細ページまで進むがすぐに戻る。その後、シェアハウスに初めて入居するユーザ向けに作成している「おすすめシェアハウス診断」を利用しながら検討を進め、特集で紹介されていた物件に戻って問い合わせ。
(特集LP上の各物件の説明は、シェアハウスについて詳しくないユーザには魅力が伝わりづらかったかもしれない)
発見点まとめ
- 回遊用のバナーとしては、時期訴求系よりもお得系のほうが機能している
- 特集LPでの物件紹介の文言は、シェアハウス初心者には魅力が伝わっていない可能性がある
改善案
- 女性を対象とした別LPの回遊用バナーについても同様の検証を行った上で、必要であれば回遊リンクの内容をお得系のもの中心に見直す
- 「なぜその物件がおすすめなのか」がシェアハウス初心者にも伝わるよう、特集LP内の物件紹介の文言を見直す