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分析事例

SEO目的の読み物サイトでの直帰率改善

対象サイト・検証したい施策

健康食品のECサイトを運営する企業の研究結果をまとめた読み物サイト

状況・課題

ECサイト本体とは別に、検索からの流入を増やす目的で研究結果を活用した読み物サイトを運営している。

SEOに注力した結果、検索結果での表示順位が上がり、流入が増えたが、ECサイト側でのCV数にはつながらなかった。

アクセス解析上、読み物サイトに流入した後の直帰率が高いことは分かったが、何が原因なのかが分からないため、ユーザのサイト上での行動を確認したい。

気になっていたこと・観察する前の想定

  • 研究成果を読むユーザであっても、それを商品化した健康食品には興味がないのでは?
  • 読み物サイト側に用意しているECサイトへの動線が分かりづらいのだろうか?

観察テーマ

自然検索から読み物サイトに流入したユーザは、その後どのような行動をとっているのか?

ユーザの抽出方法

コンバージョン

商品購入

行動絞り込み

流入経路
・自然検索からの流入

サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「SEO順位が上がった読み物ページ」のURL

↓ すべての訪問

コンバージョン
・コンバージョン→「商品購入」

観察結果

気になるユーザ行動 1

読み物サイトの記事ページに流入したユーザのうち、一部は時間をかけて熟読していたが、ほとんどのユーザは数秒で離脱していた
(一般のユーザには専門用語などが難しく、とっつきづらい内容なのかもしれない)

気になるユーザ行動 2

記事本文の最後に、他の記事やECサイト上の関連商品へのリンクを置いているが、記事を最後まで読んだと思われるユーザでもほとんど利用しておらず、別ページへの回遊が少ない
(ECサイトへのリンクは、記事内容との関連性が分かりにくい文言になっているのでは?また、他記事へのリンクは記事の掲載順で「1つ前」「1つ後」の記事のものを載せているが、ユーザが次に読みたいのは、掲載順序とは関係なく、関連する内容の記事なのではないか?)

発見点まとめ

  • 読み物サイトに流入後、ほとんどのユーザは数秒で離脱している
  • フッタの回遊リンクは機能していない

改善案

  • 読み物サイトの記事ページ内の専門用語には補足をつけ、読みやすく、理解しやすくする
  • 記事の最後に置いていたリンクの文言・内容を、その記事と関わりが明確なものに見直す