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分析事例

店舗検索の「現在地から探す」の利用シーン把握・改善

対象サイト・検証したい施策

都内各所に店舗を展開するエクササイズジムの会員募集サイトで、「店舗を探す」の中にある「現在地から探す(GPSを利用)」機能

状況・課題

店舗検索の動線として、「都道府県から探す」「駅名で探す」「現在地から探す(GPS利用)」を用意している。
このうち「現在地から探す」を見たユーザは他に比べCVRが高いが、どのように使われているのかを知り、使い勝手を向上させたい。

気になっていたこと・観察する前の想定

  • ユーザはどんなタイミングで「現在地から探す」機能を利用するのか?
  • 「都道府県から探す」「駅名で探す」とどう使い分けているのか?

観察テーマ

店舗検索の「現在地から探す」機能はどのタイミングでどのように使われているのか?

ユーザの抽出方法

コンバージョン

来店予約

行動絞り込み

サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→近くの店舗を「現在地から探す」ページ

観察結果

気になるユーザ行動 1

店舗検索トップに流入後、まずは「現在地から探す」で付近の店舗を表示。その後、「都道府県から探す」や「駅名で探す」を利用して店舗を探し、予約している。

(「現在地から探す」はワンクリックで周辺の店舗が表示されるため、どの辺りに店舗があるのか最初に見当をつけるのに使われており、その後、予約店舗を具体的に選ぶ際には、地域や駅から条件にあった店舗を探していると考えられる)

気になるユーザ行動 2

一度「現在地から探す」で付近の店舗を確認した後、数日おいてから同じ店舗を再度「現在地から探す」で検索し、予約している。

(トップに「最近見た店舗」のリンクを表示しているのに気づかず、また検索してしまっている。「現在地から探す」はワンクリックで探せるとはいえ、もう一度見たい店舗にすぐにアクセスするための導線はもっと目立つようにしていきたい)

発見点まとめ

  • 「現在地から探す」は、店舗がどの辺りにあるのか?の見当をつける目的で使われており、具体的な予約先店舗の選定は「都道府県から探す」や「駅名で探す」が利用されている
  • 「最近見た店舗」の一覧がトップにあるのに気づかず、もう一度検索をして探している

改善案

  • 「現在地から探す」「都道府県から探す」「駅名で探す」が併用しやすくなるよう、それぞれの検索結果ページから他の検索機能へのリンクを設置する
  • トップの「最近見た店舗」の一覧についてリンクをより目立つようにしたり、検索機能の中からも「最近見た店舗」にリンクできるようにする
藤田彩香
「成功」や「満足」を一緒に作り上げていきたい!出版業界での購買企画、その後人材コンサルタント経験を経てビービットへ入社。USERGRAMを通じて顧客志向あふれる世界を目指し、全力でご支援させていただきます!趣味は社交ダンス。中でもタンゴが得意です。