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分析事例

想定外のユーザ行動から、キーワード検索を改善

多くのサイトで見かける機会が多い「キーワード検索機能」。自社サイトで導入されているケースも多いのではないでしょうか?
この記事では、ある転職の求人情報サイトにて、「キーワード検索機能」を利用するユーザの特徴的な行動を発見し、機能改善につながった事例をご紹介します。

検索機能として条件選択機能とキーワード検索機能を用意

ある転職の求人情報サイトでは、希望にあった求人を探す検索機能として、職種や勤務地などの「条件を選択して絞り込む機能」とは別に、会社名や業種名、条件など任意のキーワードで検索できる「キーワード検索機能」を用意していました。

似たキーワードで何度も検索しなおしているユーザを発見

「条件を選択しての絞り込みではなく、あえてキーワード検索を利用するユーザは、明確な条件が決まっており、検索でヒットした求人にすぐに応募しているのだろう」と考えていた担当者。
その仮説を検証するために、USERGRAMで「キーワード検索を利用して、応募完了したユーザ」を観察してみました。

すると、想定どおり応募意欲の高い企業をピンポイントに探すためにキーワード検索を利用しているケースもありましたが、「リモート」や「在宅」といった似たキーワードで何度も検索し直しているケースがあることが分かりました。
キーワード検索をしたものの検索結果が少なく、類似するキーワードで何度か検索し直していたのです。

関連キーワードも検索でヒットするよう改善へ

「何度も似たキーワードで検索させるのは使い勝手が悪い」と考えた担当者。
早速、関連するキーワードも含めて検索結果に反映されるよう改善を行いました。

また、検索したキーワードでヒットする求人が少ない場合に、「こういう絞り込みをしたらどうですか?」と類似キーワードをサジェストする機能があれば、より早く目的の求人にたどり着けるのではと考え、さらなる機能改善を検討されています。

USERGRAMでキーワード検索を使ったユーザ行動を確認するには?

キーワード検索を行った際には、検索結果ページのURLに「search」や「keyword」などの特定の文字列が含まれることも多いかと思います。
その場合、USERGRAMの行動絞りこみ機能で「サイト内のページを閲覧」>「ページ内URL」を選択し、検索結果ページのURLに含まれる文字列を入力することで、キーワード検索を利用したユーザの行動を確認することができます。

詳細については、「 【絞り込み】サイト内の行動でユーザを絞り込むには?」をご参照ください。

松田朋子
めざせ1兆スマイル社会!前職ではIR関係のコンサル会社にて企業経営を支援。「ユーザ中心」な世界を目指す理念に惹かれビービットに入社。USERGRAMのユーザ企業様・その先のユーザの皆様の笑顔が増えていくことを願って、「ユーザ中心」で精いっぱいご支援いたします。発酵食にハマり中。