対象サイト・検証したい施策
家電製品の自社オンラインショップで、ある商品についての特集ページ
状況・課題
サイズや機能のバリエーションがいくつかある「商品A」は、店頭での人気は高いが、ウェブ上だとラインナップの全体像が分かりづらく、購入につながりにくいという課題があった。
ウェブ上での商品Aの販促に向け、「商品A」の特長やラインナップを1ページにまとめた特集ページを用意した。
この特集ページがどう使われているかを把握し、課題や改善点がないかを確認したい。
気になっていたこと・観察する前の想定
- ラインナップが伝わるよう、特集内にオプション機能のある/なしをまとめた商品一覧を用意したが、ユーザはスムーズに商品を選べるようになったか?
観察テーマ
「商品A」の特集ページを見たユーザは、自分が欲しいタイプの商品をスムーズに選べているか?
ユーザの抽出方法
コンバージョン
「商品A」を購入
行動絞り込み
サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「商品A」の特集ページのURL
↓ 同じ訪問
コンバージョン
・コンバージョン→購入
観察結果
気になるユーザ行動 1
「商品A」の特集ページを見た後、サイズが異なる商品同士をしばらく行き来している。
(特集ページの商品一覧には、商品写真も載せることでサイズの違いを分かるようにしたつもりだったが、改めて見ると一覧内の小さな写真ではサイズの違いが分かりづらい)
気になるユーザ行動 2
特集ページ経由で一度商品を購入した後、サイズは同じでスペックが異なる商品のページを再度見に来ている。
(「商品A」を複数買うことはあまり考えにくいため、欲しかった内容とは違う商品を購入してしまったのかもしれない。このユーザに対し、サイトの使い勝手を聞くアンケートを依頼して、詳細を確認してもいいかもしれない)
発見点まとめ
- 特集ページの商品一覧の写真が小さく、サイズ感が分かりづらいため、ユーザが特集ページと個別の商品ページを行き来してしまっている
- 本来欲しかったものとは違う商品を購入してしまっているケースもありそう
改善案
- 機能の違いに加え、サイズの違いが分かりやすくなるよう、特集ページ内の商品一覧の見せ方を改善する
- 個別の商品ページ内にも、「同じ機能でサイズ違いの商品一覧」を掲載し、特集ページに戻る手間をなくす