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分析事例

「新着お知らせメルマガ」利用状況の把握と改善

2019.06.03

対象サイト・検証したい施策

アルバイト情報サイトで会員向けに配信している「新着お知らせメルマガ」

状況・課題

週に1回、新着求人から20件ほどをピックアップして紹介する「新着お知らせメルマガ」を会員向けに配信している。

メルマガ内では、各求人ごとに会社名や職種、給与、勤務時間などの情報を簡単に記載しているが、より応募につながるメルマガにしていくために、「新着お知らせメルマガ」経由でのユーザ行動を把握したい。

気になっていたこと・観察する前の想定

  • メルマガ内で紹介した新着求人のうち、サイトに訪問して詳細を見るのは何件ぐらいあるのか?
  • メルマガ内で紹介している求人が20件と多いが、一度に見きれず、新着メルマガを複数回にわたって閲覧するようなことはあるのか?

観察テーマ

「新着お知らせメルマガ」を見たユーザはその後どのように行動しているか?

ユーザの抽出方法

コンバージョン

求人応募

行動絞り込み

サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「新着お知らせメルマガ内のリンクに付与したパラメータ」を含む

↓ すべての訪問

コンバージョン
・コンバージョン→「求人応募」

観察結果

気になるユーザ行動 1

新着お知らせメルマガ内の「新着求人をすべて見る」リンクをクリックし、サイト内の新着求人の検索結果ページに遷移。そこから絞り込み条件を追加して再度検索を行い、希望の条件に合う求人を探している。

(同様の行動をしているユーザが複数存在し、いずれも希望の条件に合致する求人がメルマガ内では紹介されていなかったと考えられる。サイト来訪後に、希望の条件を追加して新着求人を更に絞り込んでいるのも、ユーザからすると面倒くさそう。ユーザの希望条件を踏まえた上での新着紹介にしていく必要がある)

気になるユーザ行動 2

新着お知らせメルマガ内で紹介されていた求人を1つ閲覧した後、離脱。その後、同じメルマガ経由での再来訪は見られない。

(このユーザを含め、観察したユーザ10人のうち、同じ新着お知らせメルマガから時間をあけて複数回サイトに訪問する行動は見られなかった。情報を盛り込んでも、すべて見てもらえる可能性は低いのではないか)

発見点まとめ

  • 「新着」という軸だけでは、応募につながる求人を紹介することは難しい。ユーザは新着求人の中でも、自分の希望に合致する条件の求人を知りたがっている
  • 新着お知らせメルマガを時間をあけて何度も見るような行動はない

改善案

  • 新着お知らせメルマガで紹介する求人を、ユーザごとの希望条件を踏まえた内容にする
  • 「新着求人をすべて見る」リンクの遷移先も、ユーザごとの希望条件を踏まえた検索結果ページにする
  • メルマガ本文は情報を盛り込み過ぎず、一度開封した時点で見終われる分量にする
松田朋子
めざせ1兆スマイル社会!前職ではIR関係のコンサル会社にて企業経営を支援。「ユーザ中心」な世界を目指す理念に惹かれビービットに入社。USERGRAMのユーザ企業様・その先のユーザの皆様の笑顔が増えていくことを願って、「ユーザ中心」で精いっぱいご支援いたします。発酵食にハマり中。