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分析事例

既存ユーザ向けの継続接触メルマガの検証・改善

対象サイト・検証したい施策

社会人向けの研修や講座を提供する企業のサイトで、既存ユーザ(過去に資料請求や講座受講をしたユーザ)向けに送っているメールマガジン

状況・課題

資料請求済みのユーザを講座受講につなげたり、既に講座を受講したユーザに別講座の受講を促すため、メールマガジンを定期的に送付し、継続接触を図っている。

特集テーマを組んだり、人気の講座を紹介したり、毎回切り口を変えて配信しているが、各号のメルマガがどのように読まれているのかを把握したい。

気になっていたこと・観察する前の想定

  • 基本的にメルマガの賞味期限は短く、配信直後しか読まれないと思っているが、配信から時間が経っても読んでもらえるような息の長い号は存在するのか?
  • 講座ごとに「カリキュラム」「金額」「受講者の声」など様々なページがあるが、メルマガ内での講座紹介を見てサイトに訪問した場合、どのページがよく見られているか?

観察テーマ

既存ユーザ向けのメルマガで複数回読まれるような号はあるか?あればどんな内容か?

メルマガから講座に興味を持った場合、サイトの講座紹介ページではどのような情報を見たいのか?

ユーザの抽出方法

コンバージョン

講座申込み

行動絞り込み

サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「既存ユーザ向けメルマガからのリンクに付与しているパラメータ」を含む

↓ すべての訪問

コンバージョン
・コンバージョン→「講座申込み」

※該当したユーザのうち、パラメータからメルマガの号数を識別し、号ごとに3人程度のユーザを観察

観察結果

気になるユーザ行動 1

想定どおり、メルマガは配信日のみに読まれることが多かったが、給付金制度の対象となる講座を特集したメルマガは、配信から3週間にわたって複数回のサイト訪問の起点となっているケースが見られた
(一覧的な特集は保存されやすいのかもしれない。メルマガ内容の企画を行う際のヒントにしたい)

気になるユーザ行動 2

講座紹介メルマガのリンクから講座ページに流入した場合、講座のトップページしか見られていないケースが多く、詳細ページは全体的にほとんど見られていない
(現状のメルマガだと、詳細ページをあえて見てみるほどの興味は喚起できなかったのかも。メルマガ本文に「受講者の声」などの詳細ページの情報の一部を露出すると、興味を喚起しやすくなる可能性がある)

発見点まとめ

  • 一覧的な内容の特集は、配信後に時間が経ってからでもサイト来訪につながりそう
  • メルマガ経由で流入した場合、講座の詳細ページまで誘導できていないことが多い

改善案

  • メルマガのコンテンツとして、一覧性の高い特集を定期的に組み込む
  • メルマガ本文での講座紹介時には、各講座のキャッチコピーだけでなく、詳細ページ内の情報も含めてみる