対象サイト・検証したい施策
インテリア用品を扱うECショップで、商品詳細ページに表示している「関連商品」エリア
状況・課題
ユーザが欲しい商品を探しやすくなるよう、商品詳細ページに「関連商品」エリアを追加し、サイズ違いやカラー違いの商品が表示されるようにした。
このエリアが想定通りユーザに利用されているか、効果を検証したい。
気になっていたこと・観察する前の想定
- 関連商品エリアが機能していれば、商品詳細と商品一覧の行き来が減って、商品詳細から関連商品にすぐに移動できているはず
- 商品一覧に戻っている場合は、関連商品に表示されていない商品を探しているのか?関連商品に表示する内容を変える余地があるのか?
観察テーマ
商品詳細ページの「関連商品」エリアは、ユーザのサイト内回遊に役立っているか?
ユーザの抽出方法
コンバージョン
直近3日間で商品を購入した
行動絞り込み
サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「関連商品エリアを追加した商品詳細ページ」のURL
↓ 同じ訪問
コンバージョン
・コンバージョン→「商品購入」
観察結果
気になるユーザ行動 1
関連商品エリアを利用しているユーザがほとんどおらず、関連商品に表示されている商品であっても、一度、商品一覧ページに戻ってから移動している(サイトを改めて確認したところ、設置した場所がページの下過ぎて、気づいていないのではないか…?)
気になるユーザ行動 2
同じ商品のカラー違い、サイズ違い以外に、「同じような素材」という軸で商品を見ていくユーザがいる
発見点まとめ
- 関連商品エリアは設置場所が悪くあまり利用されていない
- カラーやサイズ以外の軸でも関連商品を表示できそう
改善案
- 関連商品エリアの表示位置を再考する
- 商品一覧・商品詳細の行き来の様子をさらに観察し、実際に「ユーザが探している軸」に沿って関連商品の表示ルールを見直す