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分析事例

申込みユーザの事例記事の閲覧状況の把握と改善

■この記事でわかること
・事例記事の閲覧状況と個別相談申し込みにどうつながっているかを検証
・絞り込みが多用されるため、複数条件のかけ合わせで事例検索できると良い
・事例の閲覧量よりもニーズに合った事例に出会えることが重要そう

対象サイト・検証したい施策

個別相談サービスの申込み獲得を目的とした不動産販売会社のサイトに設置されている、個別相談サービスを利用した人の事例記事

状況・課題

個別相談の申込みにつなげるため、過去に個別相談サービスを利用いただいたお客様の感想や体験談を集めた事例記事を用意している。

50個程度の事例が集まってきており、性別、年代別、ニーズ別に絞り込んで、興味のある事例を見つけやすくしている。

アクセスログ上、事例記事を見たユーザのCVRが高いことはわかっているが、事例記事がどう見られているのか把握したい。

気になっていたこと・観察する前の想定

  • 興味のある事例を簡単に探すための絞り込み機能はうまく利用されているのか?
  • 事例を沢山チェックしているユーザほど個別相談申し込みにスムーズに進んでいるのではないか?

観察テーマ

事例記事がスムーズに絞り込めているか?申込みまでに事例記事をどの程度閲覧しているか?

ユーザの抽出方法

コンバージョン

個別相談申し込み

行動絞り込み

サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「事例記事」ページに共通するURL

↓ すべての訪問

コンバージョン
・コンバージョン→「個別相談申し込み」

観察結果

気になるユーザ行動 1

自然検索からサイトに流入し、事例の一覧ページで「20代」で絞り込みをかけてヒットした事例からいくつかを閲覧。その後、「男性」や「年収500万」などで絞り込みをかけ直して複数記事閲覧し、個別相談申し込みをしている。

(事例の絞り込み機能を活用しているものの、何度も絞り込みをかけて、自分と似た人の事例を探している。事例の数も増えてきているので、複数の条件をかけ合わせて絞りこめるようにしても良さそう)

気になるユーザ行動 2

比較サイトから流入し、「初めて相談体験記」の記事を時間をかけて閲覧。その後、他の記事は見ずにそのまま個別相談申し込みにつながっている。

(このように「初めて相談体験記」から個別相談につながっているケースは多く、不安・疑問に合致する事例に出会えるのであれば、事例記事を多数を閲覧する必要はなさそう。「初めて相談体験記」のようにユーザの不安・疑問にマッチしやすい記事を把握し、同じような内容の事例記事を拡充すると良いのではないか)

発見点まとめ

  • 条件を変えながら何度も事例の絞り込みを行っており、自分にあった事例を見るのに手間がかかっている
  • 申込みに至るまでに多数の事例を閲覧する必要は必ずしもなく、ユーザの不安や疑問に合った事例に出会えればそのまま個別相談につながることも多い(例えば「初めて相談体験記」など )

改善案

  • 複数の条件の掛け合わせで事例の絞り込みができるようにしたい
  • 個別相談申し込みにつながりやすかった記事と類似した記事を作成していく