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分析事例

初心者向けページからCVまでの流れの把握と改善

■この記事でわかること
・初心者向けページを見たユーザがスムーズに問い合わせできているかを検証
・初心者向けページの情報が少なすぎ、問合せを決めきれていなかった
・ページ名が分かりづらく、知識のあるユーザが誤って初心者向けページに流入していた

対象サイト・検証したい施策

新電力会社のサービス紹介サイトに設置されている、初めて新電力に切り替えるユーザを対象にした「はじめての方へ」ページ

状況・課題

新電力切り替えについて知識のないユーザ向けに「はじめての方へ」ページを用意し、ヘッダナビゲーションの右端に設置している。

「はじめての方へ」ページの作成にあたっては、内容が難しく見えないように情報量をできるだけ減らすこと、「新電力とは?」や「切り替えの手順」「よくある質問」など、契約に必要な最低限の内容が伝わってそのまま問合せにつながることを心がけた。

「はじめての方へ」ページが想定どおりに利用されているかを確認したい。

気になっていたこと・観察する前の想定

  • 「はじめての方へ」ページの情報量を減らしたが、問い合わせまでに必要な情報が足りなくなっていないか?
  • 「はじめての方へ」ページへは、 ヘッダナビゲーションの右端にリンクを置いているが、見つけづらいのでは?

観察テーマ

「初めての方へ」ページを見つけ、スムーズに問い合わせできているか?

ユーザの抽出方法

コンバージョン

問い合わせ

行動絞り込み

サイト内のページを閲覧
・サイト内URL→「はじめての方へ」ページのURL

↓ すべての訪問

コンバージョン
・コンバージョン→「問い合わせ」

観察結果

気になるユーザ行動 1

自然検索でサイト流入し、「はじめての方へ」ページやその他のコンテンツを閲覧し、離脱。数日後、比較サイトから再度サービス詳細ページに流入してきてお問い合わせをしている。

(「はじめての方へ」ページだけでは決めきれず、比較サイトや詳細ページを見ている。他社との差別化になるようなコンテンツやもう少し詳しい情報を「はじめての方へ」ページにも掲載したほうが良さそう)

気になるユーザ行動 2

外部サイトから流入して 「はじめての方へ」ページに入るがすぐに離脱。各プランの詳細やスマートメーターなど専門性の高いコンテンツを複数回閲覧してからお問い合わせしている。

(専門性の高い内容のページを見るようなユーザが「はじめての方へ」ページに誤って流入しているケース。「はじめての方へ」というページタイトルから、初心者向けではなく、「初めてこの会社に申し込む人」向けと思われたのかもしれない。「はじめての方へ」ページへの導線には問題ないが、初心者向けのページであることが明確に伝わるページタイトルにしたほうが良さそう)

発見点まとめ

  • 「はじめての方へ」ページでは決めきれず比較サイトや詳細ページを閲覧しているケースが多い
  • 「はじめての方へ」ページへの導線は問題なさそうだが、初心者向けページであることがページタイトルからは伝わりにくく、誤ってクリックされていることがある

改善案

  • 「はじめての方へ」ページに、初心者でも分かりやすい他社サービスとの違いや、もう少し詳しい情報などを追加する
  • 初心者向けのページであることが明確に伝わるよう、「はじめての方へ」というページタイトルを見直す

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