USERGRAMは日々皆様からのご要望を受け、改良を重ねています。
今回は、2020年10月~2021年5月にリリースされた新機能と機能改善についてまとめてご紹介します。
※今までの新機能リリース・機能改善については、新機能リリースまとめ記事一覧をご参照ください。
※製品アップデートにより仕様は変更になっている場合があります。仕様についての最新情報はUSERGRAMヘルプサイト内の記事をご確認ください。
目次
1.ユーザ抽出に関わる機能改善
・行動絞り込み機能のノード間ステップ数指定
・コンバージョン属性の数値範囲指定が可能に
・行動絞り込み機能の「対象期間」追加
2.ユーザ一覧(行動の概要)画面の可視性向上
・訪問バーのCV強調表示
・訪問バーの時間別色分け表示
3.分析の幅を広げる追加機能
・「CVに手間取ったユーザ」をCV別に表示可能に
・「利用傾向分析(ページ・入口ページ・流入元・スクリーン分析)」の機能改善
・CSVダウンロードファイルにユーザの行動観察画面へのパーマリンクを追加
1.ユーザ抽出に関わる機能改善
行動絞り込み機能のノード間のステップ数指定
行動絞り込み機能にて2つ以上の行動ノードを指定する際、行動ノード間を「同じ訪問内」と選択した場合に、前後の行動が何ステップ以内に行われたかを指定できるようになりました。
具体的には、以下の指定が可能となります。
・前の行動の直後
・前の行動から〇ステップ以内(2~99の任意のステップ数を指定可能)
・前の行動のあとすべて
これにより、「Facebookから流入して3ステップ以内に申込をしたユーザ」や、「新規入会LPを閲覧し、その直後にプラン詳細ページを閲覧したユーザ」など、さらに詳細な絞り込みができるようになりました。
▼詳しい機能説明はこちらの「②行動エッジ」をご確認ください。
行動絞り込み機能の使い方
コンバージョン属性の数値範囲指定が可能に
ユーザ検索時でのコンバージョン属性の指定時に、「購入金額10,000円以上」「年齢が20~40代のユーザ」といったように、数値範囲を指定してユーザを抽出できるようになりました。
ユーザ検索画面にて「コンバージョン属性」をクリックし、プルダウンから指定したい属性を選択します。そして、値指定または範囲指定にて、検索したいユーザの条件を指定します。
▼値指定 :「〇と同じ」「〇以上」「〇以下」という指定が可能
▼範囲指定 :「〇~〇」といった幅のある指定が可能
尚、値・数値の範囲指定を行う際には、計測設定時に該当のコンバージョン属性の属性タイプを「数値」として設定している必要があります。
管理者権限以上のUSERGRAMアカウントであれば、管理画面から設定・変更が可能です。
▼設定方法はこちらをご確認ください。
コンバージョン属性の設定方法(Web計測)
行動絞り込み機能の「対象期間」の追加
ユーザ表示の高速化を目的として、行動絞り込み機能で、絞り込みの「対象期間」を指定できるようになりました。
対象期間を選択することで、指定した期間内のデータのみが絞り込み対象になります。
そのため、無駄な読み込みデータを減らすことができ、行動絞り込み後のユーザ表示の高速化が可能となります。
データ量が多く絞り込みが遅いと感じる場合は、ぜひ使ってみてください。
※指定をしない場合、デフォルトにて【全期間】となります。
指定できる期間は以下の通りです。
2.ユーザ一覧(行動の概要)画面の可視性向上
訪問バーのCV強調表示
従来はユーザ検索をした際、CVの指定内容に関わらず、何らかのCVがある訪問は、行動の概要画面にて訪問バーが一律青色で表示されていました。
しかし、今回の機能追加により、検索時に設定したCVを含む訪問バーのみ、濃い青色で強調表示されるようになりました。
例えば、ユーザ検索画面で「会員登録」を指定して検索した場合、「会員登録」を含む訪問バーのみ濃い青色で表示され、「会員登録以外のCV」を含む訪問バーは青色で表示されます。
また、ユーザ検索を行った後にも、右上の【CVの強調】のプルダウンから、強調するCVを変更することも可能です。
※絞り込みを行った際は、CVの強調表示よりも絞り込みによる黒いバー表示が優先されます。
また検索条件を保存した際、CV強調の選択状態は保存されません。
訪問バーの時間帯別色分け表示
ユーザ一覧画面にて「行動の概要」を選択し、右上の「時間帯」ボタンをクリックすることで、訪問時間帯(朝、昼、夜)と、CVの有無に応じて訪問バーが色分け表示されるようになりました。
各配色や時間帯についての詳細は、【時間帯】ボタン右にあるマークにオンマウスしていただくことで、いつでもご確認頂けます。
※行動絞り込みを行った際は、CV有無・訪問時間帯での色分け表示よりも絞り込みによる黒いバー表示が優先されます。
「夜を中心に訪問しているユーザを観察したい」といった際のユーザ選択の指針として頂いたり、「夜の訪問と朝の訪問で行動が異なるか」、などのユーザ行動の傾向を探る際のサポート機能としてご活用頂けます。
3.分析の幅を広げる追加機能
「CVに手間取ったユーザ」をCV別に表示可能に
従来の CV に手間取ったユーザ機能では、ある期間に計測されたすべての CV を対象として算出していたため、特定の CV に手間取ったユーザのみに注目して観察することができませんでした。
しかし、今回のリリースにより、一つ一つの CV について、CV に手間取ったユーザが算出され、観察できるようになりました。
※これまで表示していた、対象期間中に計測されたすべての CV を区別せずに算出した手間取ったユーザも、「すべてのCV」として引き続きご覧になれます。
▼詳しい機能説明や活用方法はこちらをご確認ください
「CVに手間取ったユーザ」機能とは?どう使えるの?
「利用傾向分析(ページ・入口ページ・流入元・スクリーン分析)」の機能改善
β版であった分析ツールの機能を向上させ、新たに「利用傾向分析」という名称で機能提供を開始しました。
今回の改善により、それまでご提供していた機能に加え、以下3つの機能が追加されました。
①スクリーン分析の追加
既存のウェブ分析(ページ分析・入口ページ分析・流入元分析)に加え、アプリ分析としてスクリーン分析機能を追加しました。
②URL・スクリーン名の絞り込み
URL・スクリーン名に対して、任意の文字列での絞り込みを行えるようになりました。
部分一致・完全一致・前方一致・後方一致での絞り込みが行えます。
③CSV出力
各分析結果が CSV でダウンロードできるようになりました。
本機能について、簡単に使い方をご紹介いたします。
利用傾向分析は、USERGRAM画面の左端のナビゲーションからアクセスすることができます。
また、利用傾向分析で集計された各ページを閲覧したユーザや、各流入元サイトから訪れたユーザを抽出して観察することも可能です。
▼詳しい機能説明や活用方法はこちらをご確認ください
利用傾向分析機能(ページ・入口ページ・流入元・スクリーン分析)とは?
CSVダウンロードファイルにユーザの行動観察画面へのパーマリンクを追加
ユーザ一覧画面からエクスポートできるCSVファイルに、ユーザの行動観察画面へのパーマリンクが追加されました。
これにより、ゲストID保有者へユーザ行動の共有を一度にまとめて行うことができたり、保持するデータベース情報とユーザの行動を紐づけて分析することなどが出来るようになりました。
▲ダウンロードしたCSVファイルサンプル
いかがでしたでしょうか?
皆様の業務にお役立ていただければ幸いです。