USERGRAMでは、各ユーザの行動パターンを分析し、似た行動をとっているユーザを自動でグルーピングしてくれる「行動パターン分析」機能があります。
- 観察するユーザを偏りなく選びたい
- 似たような行動パターンのユーザを分類してほしい
といった場合に有効な「行動パターン分析」機能について、使い方と活用シーンをご紹介します。
※製品アップデートにより仕様は変更になっている場合があります。仕様についての最新情報はUSERGRAMヘルプサイト内の記事をご確認ください。
行動パターン分析機能とは?
表示期間の直近12週分の「訪問頻度」、「CV頻度」、「累積PV数」、「累積CV数」、「初回CVまでの時間」をもとに、似た行動パターン毎にユーザを最大6つに分類する機能です。
ユーザ一覧画面の上部にある「行動パターンを選択」ボタンをクリックすると、パターンごとのラベルとユーザ数、そのパターンに分類されたユーザの一覧を見ることができます。
各パターンは、該当する人数が多い順にA~Fの名前で表示され、パターンごとの特徴に応じたラベルも併せて表示されます。
- ラベルは訪問頻度、CV頻度、累積PV、累積CV、初CVまでという5つで構成され、その中でも他パターンと比べて差が大きい上位2つをラベルとして使用します。
- 各ラベルの大小、長短のレベルは「多↔中↔少」「長↔中↔短」の3段階で表記されます。
見たいパターンをクリックすることで、そのパターンに分類されたユーザの一覧を表示することができます。
ユーザ一覧では、各パターンでの平均に近いユーザから順に並びます。そのため、並びが下にいくにつれて行動がばらけてきます。
行動パターン分析機能の活用事例
【活用例1】観察するユーザを選ぶ参考にする
ある人材系の企業様では、コンバージョン指定と行動絞り込みで見たいユーザを絞り込んだ後、行動パターン分析を行い、
- 各パターンから1~2名ずつ観察対象を選ぶ
- ボリュームが多い行動パターンからは、ユーザを多めに観察する
のように、観察ユーザを少数でも偏りなく選ぶための参考としてご活用いただいています。
また、各パターンのユーザ一覧は、上から順にそのパターンの平均に最も近いユーザから並ぶため、上から観察対象をピックアップしていくのがオススメです。
【活用例2】メジャーではないが伸びしろがあるユーザを見つける
LPやページ数が少ないサイトの場合、「流入してすぐにコンバージョン」というユーザの割合が多くなりがちです。ある企業様では、
- 即コンバージョンが多い中で、訪問頻度や累積PVが多いものの、CV頻度や累積CVが少ないパターンから重点的にユーザを探して、どこでユーザがつまずいているのか探る
のように、ワンパターンな動きが多い中で、メジャーではないが伸びしろがあるユーザを見つけるのにご活用頂いています。
【活用例3】特徴的な行動パターンの店舗を見つける
各地に店舗を運営しているイベント企業様では、各店舗ページのURLで行動絞り込みを行った後、行動パターン分析を行い、
- 予約までの検討期間や訪問頻度を店舗ごとに比較する
- 特徴的な行動パターンが見られた店舗について、ユーザ行動の深掘りをする
のように、店舗ごとの比較を行い、気になる行動パターンの店舗を見つけるのにご活用頂いています。
※行動パターン分析の詳細については、「行動パターン分析機能について」をご参照ください。