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機能・操作方法

「CVまで惜しかったユーザ」機能とは?どう使えるの?

2020年4月に、CVまで惜しかったユーザを表示できる機能をリリースしました。

今までUSERGRAMでは基本的にはCVしたユーザのみしか見ることはできませんでした。
ですが、本機能では、CVしなかったユーザの中で、「CVする可能性が高いユーザ」を抽出・観察できるようになりました。

この記事では、本機能の使い方をご紹介いたします。

※製品アップデートにより仕様は変更になっている場合があります。仕様についての最新情報はUSERGRAMヘルプサイト内の記事をご確認ください。

開発の背景

本機能は、実際にはCVしなかったユーザの中で、機械学習モデルによって「CVする可能性が高い」と推定されたユーザを抽出する機能です。

USERGRAMの基本思想は、CVしたユーザの中でも「何とか、たまたまCVしたユーザ(下図②)」に着目し、課題発見・改善することで、同じ課題を抱えている可能性の高い「CVしていないが可能性の高いユーザ(下図③)」をCVに引き上げよう!というものです。

ですが、今回β版として、課題発見がしづらいとされるCVしていないユーザの中でも、課題発見ができ得る、「CVしていないが可能性の高いユーザ(下図③)」のみを見ることができるようにしたのが本機能です。

※「手間取りながらも何とかCVしたユーザ(下図②)」を簡単に抽出できるようにした「CVに手間取ったユーザ」機能はこちら

表示方法・画面の見方

CVまで惜しかったユーザは、ホーム画面または、ユーザ検索画面から簡単に表示できます。
CVの一覧、抽出されたユーザの人数、該当期間が表示されています。いずれかのCV名をクリックすると、対象期間中にそのCVまで惜しかったと判定されたユーザの一覧が表示されます。

ホーム画面に「CVまで惜しかったユーザ」というパネルがあります
ホーム画面上部の「ユーザを検索」をクリックすると上記画面が表示されます

ユーザ一覧画面では、CVの確率が高いと判定された順に上からユーザが表示されます。
そのため、行動観察をする際は、一覧に表示されているユーザを上から順に観察していくのがオススメです。
また、CVが惜しかった訪問の訪問バーが黒で色付けされています。

「CVまで惜しかったユーザ」の判定方法

抽出対象となるユーザは、機能ご利用日の直前の土曜日から遡って過去4週間 (28日間) に、サイトに訪問したが対象のCVにてCVしなかったユーザです。
例)2019/10/18(金)に機能を利用した場合、2019/9/15(日)~10/12(土)にサイトに訪問したが、CVしなかったユーザが抽出対象となります。

直近の土曜日から遡って過去8週間 (56日分) のデータをもとに、CVが惜しかったユーザを抽出します。

  • まず、8週間前~4週間前のデータを訓練データとして利用します。そのデータ内のURLごとの滞在時間を特徴量として機械学習モデルを作成します(下図1)
    • その際、モデルの精度を高めるため、PV数が極端に少ない、あるいは極端に多い訪問は除外してモデルを作成します。
  • 次に、4週間前~直近の土曜日までのデータをテストデータとして、学習されたモデルに適用し、CVに至るであろう確率を各訪問に対して推定します(下図2)。
  • 最後に、以下の2つの条件をともに満たす、CVに至る確率が高いと推定されたユーザを上位から最大200名抽出します(下図3)。
    • 80%以上の確率でCVに至ると推定された訪問がある
    • 4週間前~直近の土曜日までで対象のCVでCVしなかったユーザ


★β版の機能のため、皆さまのご利用されてみてのご感想・ご意見等、お待ちしております!

※本機能の仕様の詳細は、ヘルプサイトの「CVまで惜しかったユーザの表示機能について」をご参照ください。
※本機能はβ版のため、 皆様のフィードバック等を受けて機能の追加や修正、停止などの変更の可能性がある点ご容赦ください。
※本機能は、ウェブ計測、ネイティブアプリ計測が対象となります。