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機能・操作方法

行動データ一括ダウンロード機能とは?

2020年6月に、USERGRAMで計測している行動データを一括でダウンロードできる機能がリリースされました。

本機能を使っていただくことで、「各ユーザがどのページをどの順番で閲覧したか」という行動データをCSV形式で提供することで、導入各社様ごとのニーズに応じた柔軟な分析やデータ活用が可能になります。

この記事では、本機能の概要と活用方法をご紹介します。

※本機能は有料オプション機能となるため、ご利用される場合はカスタマーサクセス担当までご連絡ください。
※製品アップデートにより仕様は変更になっている場合があります。仕様についての最新情報はUSERGRAMヘルプサイト内の記事をご確認ください。

行動データ一括ダウンロード機能とは

USERGRAMで計測しているユーザの行動データを、1ヶ月区切りのCSV形式で、一括でダウンロードできる機能です。毎月初に前月分のデータを取得可能となります。

CSVファイルの内容

ダウンロードできる項目は全部で20項目あり、「ユーザID」や「遷移元のURL」、「訪問したページのURLやタイトル」など、ユーザ1人1人がたどった行動を一括でダウンロードできます。

※本機能でダウンロードできる項目の具体的な内容に関しては、ヘルプサイトの記事をご参照ください。

またダウンロードできるCSVファイルは、任意の期間における「コンバージョンしたユーザの行動データ」「コンバージョンしていないユーザを含む全行動データ」の2種類となります。

サンプルデータのダウンロード

データダウンロードの方法

管理者権限のIDでUSERGRAMにログイン後、画面右上の人物アイコンから「システム設定」画面を開き、左メニューの「行動データ一括ダウンロード」を選択すると、ダウンロード画面が表示されます。

ダウンロードできるデータは1ヶ月区切りとなっており、本オプション契約以降、毎月初に前月分のデータが作成され、以後2年間はいつでもダウンロード可能です。

ユーザ一覧画面でダウンロードできるCSVファイルとの違い

ユーザ一覧画面のCSVダウンロードも引き続きご利用いただけます。(お申し込み不要・無料)

こちらは、検索した条件に合致するユーザについて、「ユーザ属性」や「メモ」のように、ユーザ一覧画面に表示されている情報をCSV形式でダウンロードできる機能です。

※CSVファイルに含まれるユーザ数は、ユーザ一覧画面の表示同様、最大2,000名までとなります。

  • USERGRAM上で絞り込んだ条件に合致するユーザの一覧データをダウンロードしたい場合
  • 各ユーザのコンバージョン日時やコンバージョンのデータのみが必要な場合

などは、こちらのCSVダウンロードをご活用頂くのがおすすめです。

本機能の活用シーン

行動データの定量的な集計・レポーティングの手間を簡略化する

USERGRAMの画面上では、ある条件に合致するユーザのボリュームを把握したい場合、以下のような制約があります。

  • 抽出したい条件が複数ある場合、条件ごとに行動絞り込みを行う必要がある
    • 例:「ページA」または「ページB」または「ページC」を見たユーザのボリュームが知りたい場合、「ページA」「ページB」「ページC」を指定した行動絞り込みをそれぞれ行う必要があり、手間がかかる
  • 指定したコンバージョンに該当するユーザが最大2,000人までしか表示されないため、コンバージョン数が多いサイトでは全数の把握が困難
    • 例:コンバージョンユーザの一覧リストを作成したい場合、コンバージョンが1日で2,000件以上発生するサイトだと実現が困難

本機能を用いれば、コンバージョンした全ユーザの行動データがCSV形式で取得できるため、複数の条件に該当するユーザの抽出・集計を手早く行ったり、2,000人を超えるコンバージョンユーザの行動を一度に分析することが可能です。

特定の行動をしたユーザを抽出し、メール配信ツールなどと連携する

前項のように特定の条件に合致した全ユーザの抽出・リスト化が容易になるため、行動データ分析から得られた気付きをもとに、特定のセグメントにメールを配信するといった連携がより手軽になります。

行動データを他のデータベースに取り込んで分析する

本機能を用いれば、会員IDなどをキーにして、USERGRAMで計測された行動データ(一連の閲覧ページやコンバージョンなど)を、顧客ごとの購入履歴や会員属性などが入った他のデータベース上の情報に紐づけることが可能です。

これにより、顧客の属性とウェブ上の行動を突き合わせて成約者分析や解約者分析を行うといった活用が可能になります。

カスタマージャーニーを検証する

サイトに訪れるユーザのカスタマージャーニーとして、「〇〇から流入し、〇〇ページを閲覧後、〇〇にコンバージョン」といったシナリオを作成し、それをもとにウェブ改善を進めている企業様もいらっしゃるかと思います。

本機能で取得できるCSVファイルを用いることで、カスタマージャーニーで想定している行動シナリオのボリュームや妥当性を検証することができます。

例えば、ジャーニーで想定しているシナリオ通りに行動したユーザは全体の何%存在するのかや、シナリオが複数考えられる場合はそれぞれのボリュームはどの程度なのかを把握するといった活用が可能です。

コンバージョンしていないユーザを含めた全ユーザの行動データを分析する

USERGRAMの画面上では、コンバージョンしていないユーザを含めた全ユーザを対象に絞り込みを行うことはできません。

本機能では、「コンバージョンユーザの行動データのみ」のCSVファイルに加えて、「コンバージョンしていないユーザを含む全行動データ」のCSVファイルを取得することが可能です。

このため、「コンバージョンユーザを観察する中で気づいた行動パターンが、コンバージョンしていないユーザを含めたサイト来訪者全体においてどの程度当てはまるのかを確認したい」といった分析に活用できます。

本機能をご利用される場合には

本機能は有料オプション機能であるため、ご興味のある方は弊社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。担当がご不明な場合は、カスタマーサクセス窓口(cs@bebit.com)までお問い合わせください。

神保菜津紀
世の中をもっと笑顔に!前職にてITコンサルとして働く中で、 多くの企業は人間を見ていないという現実に直面。「人間中心」というbeBitの考えに共感してJoinしました。USERGRAMを通じて、人間中心の笑顔と感謝に溢れた社会を実現したいという思いで、日々奮闘しています。好きな場所は海と島。