2020年3月に、コンバージョンに手間取ったユーザをワンクリックで抽出できる新機能をリリースしました。
※2021年2月よりCV別に表示できるようにアップデートされました
今までは、コンバージョンしているユーザの中から、何かしら迷っていたり、つまづいていたりしそうなユーザをご自身で探して行動観察されていたかと思います。
ですが、本機能では、「コンバージョンしたユーザ」の中からユーザ体験における課題発見につながりやすいと考えられる、「手間取りながら時間をかけてようやくコンバージョンしたユーザ」をワンクリックで抽出できるようになりました。
この記事では、本機能の使い方と活用イメージをご紹介いたします。
※製品アップデートにより仕様は変更になっている場合があります。仕様についての最新情報はUSERGRAMヘルプサイト内の記事をご確認ください。
目次
「CVに手間取ったユーザ」機能とは
本機能は、過去1日、1週間、4週間にコンバージョンしたユーザのうち、コンバージョンに手間取ったユーザの一覧を表示する機能です。
各期間にコンバージョンしたユーザの中で、
- 期間中の初回訪問から初回コンバージョンまでの閲覧時間が上位5%
- 期間中の初回訪問から初回コンバージョンまでのPV数が上位5%
という2つの条件を両方満たしたユーザを手間取ったユーザとして抽出し、そのユーザの一覧を、ホーム画面または、ユーザ検索画面から簡単に表示できます。
※上記 2つの条件を両方とも満たすユーザがいない場合、該当期間のユーザは “0名” と表示され選択できません。
ユーザ一覧画面では、該当期間内における初回訪問から初回コンバージョンまでの閲覧時間が長い順にユーザが表示されます。
「CVに手間取ったユーザ」機能の活用イメージ
【1】PV数が少なく、検討期間も短いユーザがメインのサイトの場合
このようなサイトの場合、1回の訪問でかつ数ページ見ただけでコンバージョンしてしまうユーザが多く、改善のヒントを得るのが難しいということがあるかと思います。
本機能を使えば、PV数が多いユーザや、サイト滞在時間が長いユーザを抽出できるので、サイト改善のヒントにつながるユーザを選定しやすくなります。是非抽出されたユーザから、改善案出しをしてみてください。
【2】PV数が多いユーザがメインのサイトの場合
このようなサイトの場合、各ユーザの情報量が多く、標準的な検討量なのか、標準よりも検討に手間取っているのかを判別するのが難しいということがあるかと思います。
本機能を使えば、コンバージョンしたユーザのうち、PV数や閲覧時間が特に多いユーザを抽出してくれるので、標準よりも検討に手間取ったユーザを選定しやすくなります。ユーザ選定に迷われた際は是非ご活用ください。
【3】ウェブ上でリード獲得し、リアルチャネルで営業するサイトの場合
こちらは、USERGRAMをリアルチャネルでの営業活動にも利用されている方向けのご活用方法です。
本機能は、サイト内を長い時間かけて回遊した後にコンバージョンしたユーザを抽出して表示しているので、特にPV数が少ないサイトにおいては、 自社に興味があるユーザを選定しやすい機能ともいえます 。
営業対象として適しているユーザをピックアップするのに迷われた際は、コンバージョンに手間取ったユーザから選定することも考えてみてください。
行動観察するユーザを選ぶ際のTips
一覧画面の上部に表示されるユーザから観察する
ユーザ一覧で表示されるユーザは、 該当期間内における初回訪問から初回コンバージョンまでの閲覧時間が長いユーザから順に表示されるようになっています。
そのため、「手間取ったユーザ」として表示されるユーザの数が多い場合は、一覧画面の上部に表示されているユーザを優先的に観察していくのがオススメです。
※本機能の仕様の詳細は、ヘルプサイトの「CVに手間取ったユーザの表示機能について」をご参照ください。
※本機能は、ウェブ計測、ネイティブアプリ計測が対象となります。