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機能・操作方法

Web以外での行動履歴や自社DBのデータを取り込める「オフラインデータインポート機能」とは?

オフラインでの行動データや自社データベース上にしかないデータを、USERGRAM上のデジタル行動データと統合することができる、オフラインデータインポート機能をご存じでしょうか。

本機能を用いることで、デジタルとオフラインをまたいだユーザ行動を把握・分析できるようになります。

この記事では、本機能の概要と活用方法をご紹介します。

※本機能をご利用いただくには、OMO Editionへのご契約変更をしていただく必要があります。ご利用を希望される場合はカスタマーサクセス担当までご連絡ください。
※本機能をご利用いただくには、貴社USERGRAM内でサービスIDを取得していただく必要があります。
※製品アップデートにより仕様は変更になっている場合があります。仕様についての最新情報はUSERGRAMヘルプサイト内の記事をご確認ください。

オフラインデータインポート機能とは

リアル店舗への来店や電話対応などのリアルでのユーザ行動データに加え、自社データベース上にあるようなユーザの属性情報やメールの送信・開封情報など、様々なデータをUSERGRAMにインポートできる機能です。

本機能を活用することで、デジタルとオフラインをまたいだ行動を以下のように時系列に沿って表示できるようになるため、ユーザの置かれている状況がより読み取りやすくなります。

インポート可能なデータ

NPSやアンケート結果などは「顧客ロイヤリティ指標」として、年齢や居住地域などの基本情報は「ユーザ属性」として、電話、来店、メールなどは「行動履歴」のように、以下のような様々なデータをUSERGRAMにインポートすることができます。


※USERGRAMへデータインポートを行う際は、指定のフォーマットに沿ってお客様ご自身でCSV データを作成いただき、SFTP 経由でデータをアップロードいただく必要があります。

インポートしたデータのUSERGRAM上での見え方

インポートしたデータに関して、ユーザ一覧画面や行動詳細画面の他、ユーザ検索画面や行動絞り込み画面では、それぞれ以下のように見え方が変化します。

ユーザ一覧画面と行動詳細画面では、インポートデータ含めたユーザの行動把握が可能に

ユーザ一覧画面や行動詳細画面では、インポートしたデータに合わせて電話やメールなどのアイコンや、その詳細が追加されます。そのため、オフラインとデジタルをまたいだ行動が時系列で確認できるようになります。

ユーザ検索画面では、インポートしたデータをもとにユーザの検索が可能に

ユーザ検索画面では、コンバージョンだけでなく、インポートしたデータ項目(ビジネスイベント、行動履歴、顧客ロイヤルティ)がプルダウンで表示され、それらの項目でもユーザ検索が可能になります。

また、ユーザを検索する際の追加条件として、インポートしたデータ項目(顧客ロイヤリティ指標、ビジネス指標、ユーザ属性など)で条件設定することも可能です。

※ユーザ検索画面でのインポートデータの使い方の詳細はヘルプサイトをご参照ください。

行動絞り込み画面では、オフラインの行動をもとにした絞り込みも可能に

「行動履歴」と「ビジネスイベント」としてインポートした項目に関しては、インポートしたデータをもとにした行動絞り込みをすることができます。

例えば、「リアル店舗に来店した後に、Web上で会員登録してくれたユーザ」のように、オフラインとデジタルをまたいだ行動で、ユーザを絞り込むことも可能になります。

本機能の活用シーン

ヘビーユーザなど、特定のセグメントのユーザ行動を分析する

サービスの総利用期間・総購入金額などのユーザ毎の利用状況や、会員ランクなどの顧客ステータス、自社で設定している顧客区分などをインポートすることが可能です。そのため、ヘビーユーザやメルマガ会員ユーザなど、特定のセグメントのみに絞って分析をすることができます。

例えば「店舗に来店したユーザの中で、購入回数が5回以上、総利用期間が1年以上のユーザ」、「アンケート評価が8以上の、ゴールド会員のユーザ」など、インポートデータを組み合わせた柔軟なユーザ抽出が可能になります。

また、以下図のように、インポートした各ユーザの詳細情報も各ユーザのアイコンにカーソルを合わせると確認できます。

リアル店舗とWeb上でのユーザ行動をつなげて分析する

リアル店舗への来店情報(来店日時、店舗名、購入商品名など)をインポートすることが可能です。リアル店舗とWebをまたいだ一連の行動を分析することで、Web施策の効果を適切に判断したり、リアル店舗とWebを横断した施策立案などに活用いただけます。

※実際にリアル店舗とWebのユーザ行動を分析し、Webサイト改善を行った事例は以下の記事をご覧ください。

▼アパレルECの「バーニーズ ジャパン様」の事例
CVユーザの属性からブログ記事のターゲットを見直し、売上につながるコンテンツに【バーニーズ ジャパン様セミナー(4)】
【内容サマリ】
女性に人気のあると思っていたコーディネート記事が、実は男性にウケている(記事を見た後に店舗に行って、記事のコーディネートを「丸ごと」買っていた)ことを発見し、記事のターゲットや内容を改善

電話による問い合わせ前後の行動を分析する

電話のログ(コールセンターへの問い合わせ・ユーザと電話でコンタクトを取った時の日時・応答有無・電話内容など)をインポートすることが可能です。

例えば、

  • 入電前のWebでのユーザの行動を見ることで、FAQやサービスページの内容を改善する(=問い合わせ削減)
  • 電話問い合わせをしてきたユーザへの対応後、本当に課題解決できたか行動をウォッチし、回答内容の今後の改善に活かす

などに活用いただけます。

顧客ロイヤリティ指標を軸にして分析する

NPSや顧客満足度などを個別で取得していただいている場合は、そのデータを顧客ロイヤリティ指標としてインポートすることが可能です。

例えば

  • 高ロイヤルティ顧客のみの行動分析を行う
  • ロイヤリティが低い顧客のみを抽出して、ロイヤリティが下がってしまった理由を確認する

などに活用いただけます。

本機能のご利用にあたって必要なこと

本機能のご利用にあたり、以下の 3 点を行っていただく必要があります。

  • OMO Edition のご契約
  • サービス ID を用いた計測
  • インポートデータの準備およびアップロード

OMO Edition のご契約

USERGRAM の契約形態には Team Edition と OMO Edition の 2 種類があります。本機能を利用される場合には OMO Editionへの契約変更が必要となります。Team Edition をご契約中のお客様は弊社カスタマーサクセス担当までご連絡ください。

サービス IDの計測

本機能では、Web サイトで計測されたユーザ行動データに対して、サービスIDをキーにしてインポートデータの統合を行いますので、Webサイトの計測やスマートフォンアプリの計測にて、必ずサービスIDを取得いただく必要があります。また、インポートデータの各レコードにもサービス ID の付与が必要です。

インポートデータの準備およびアップロード

USERGRAMへデータインポートを行う際は、指定のフォーマットに沿ってCSV データを作成いただき、SFTP 経由でデータをアップロードいただく必要があります。

インポート用データの準備、指定フォーマットへの変換、SFTP クライアントのセットアップおよびデータのアップロードは、お手数ですがお客様にて行っていただけますようお願いします。

松田朋子
めざせ1兆スマイル社会!前職ではIR関係のコンサル会社にて企業経営を支援。「ユーザ中心」な世界を目指す理念に惹かれビービットに入社。USERGRAMのユーザ企業様・その先のユーザの皆様の笑顔が増えていくことを願って、「ユーザ中心」で精いっぱいご支援いたします。発酵食にハマり中。