2020年4月に、ユーザ検索や行動絞り込み後に表示されたユーザ群について、閲覧ページや入口ページ、流入元などの簡易なアクセス解析結果を確認できる機能をリリースしました。
本機能を使っていただくことで、「任意のユーザ群の行動の全体像(=定量データ)」と「個々のユーザの行動の詳細(=定性データ)」の両方をUSERGRAM内でスムーズに確認することが可能になりました。
この記事では、本機能の使い方と活用方法をご紹介いたします。
※サイト(・アプリ)全体のアクセス全体に対しての利用傾向を確認したい場合は、利用傾向分析機能をご利用ください。
※製品アップデートにより仕様は変更になっている場合があります。仕様についての最新情報はUSERGRAMヘルプサイト内の記事をご確認ください。
「セグメント別利用傾向分析」機能とは
セグメント別利用傾向分析機能とは、ユーザ検索や行動絞り込み後に表示されたユーザ群の利用傾向(簡易なアクセス解析の結果)をランキング形式で確認できる機能です。
分析内容
利用傾向の分析タイプは、「7種類」です。
以下のように、利用傾向の画面で表示される分析タイプは、ご契約内容・USERGRAMでの計測内容によって異なります。
【すべての企業様で利用可能】
・コンバージョン分析
【ウェブ計測の契約をしている企業様で利用可能】
・ページ分析
・入口ページ分析
・流入元分析
・流入元詳細分析
【アプリ計測の契約をしている企業様で利用可能】
・スクリーン分析
【イベント(※)の計測設定をしている企業様で利用可能】
・イベント分析
※イベントの設定方法は、以下のヘルプサイト記事をご参照ください
・Web計測の場合はこちら
・アプリ計測の場合はこちら
表示方法・画面の見方
ユーザ検索や行動絞り込み後に表示される「ユーザ一覧画面」から表示が可能です。
「CVに手間取ったユーザ」、「CVまで惜しかったユーザ」機能のユーザ一覧画面などでも表示が可能です。
ただし、行動パターン分析で行動パターンを選択した後は、利用傾向を表示できません。行動パターン選択を解除するまで、「利用傾向を確認」ボタンはクリック不可となります。
各分析タイプ(ページ、入口ページなど)の利用傾向は、PV数等が多い順に表示されます。
表示している一覧画面は、CSVファイルでダウンロードも可能です。
データの集計期間
利用傾向の集計対象期間は、検索期間の「最大90日分」のデータを対象としています。
ユーザ検索時の期間指定の有無によって、以下の通り対象期間は設定されます。
【1】ユーザの検索時に期間指定をした場合(コンバージョン検索など)
基本は検索時に指定した期間と同じ期間が集計対象期間となります。
(例) 2020年3月25日~3月26日でコンバージョンしたユーザを検索した場合
→ セグメント別利用傾向分析の集計対象期間も、2020年3月25日~3月26日となる
【2】ユーザの検索時に期間指定がない場合(サービスID指定検索など)
ユーザ検索の利用当日を起点として、過去90日分の訪問データを対象とします。
なお、直近2日間はデータ集計中のため、利用傾向を表示できません。
- 「今月」でユーザを検索した場合:直近2日間を除外した残りの期間に対しての利用傾向になる
- 「昨日」や「本日」でユーザを検索した場合:「利用傾向を確認」ボタンはクリック不可
「セグメント別利用傾向分析」機能の活用イメージ
想定外・特徴的な行動を見つける
本機能を使うと、ユーザの想定外・特徴的な行動が見つけることができます。
基本は想定通りのページなどが並ぶはずですが、検索したユーザ群によっては、想定外に多く見られているページや、流入元などが見つかる可能性があります。
ユーザの想定外・特徴的な行動を見つけたら、さらにそれに当てはまるユーザを行動絞り込みで抽出して、行動の理由を深堀りしてみるのもオススメです。
また、「CVに手間取ったユーザ」、「CVまで惜しかったユーザ」機能で表示されたユーザ群がどのページを特に見ているかなどを確認してみるのもオススメです(コンバージョンに手間取ったユーザは特にどのページを見ているかを確認して、手間取っているポイントを見つけるヒントにする、など)。
例1)「ページ分析」の場合
- エラーページが上位に来ており、多くのユーザが同じエラーになっていたことが発覚
- あまり見られていないと思っていた動線内の小さなリンク先がよく見られていた
例2)「コンバージョン分析」の場合
「セミナー申込」コンバージョンしたユーザ一覧を表示して、コンバージョン分析を見たところ、もともと別のターゲット像を想定していた「ホワイトペーパーDL」のコンバージョンもしているユーザが多かった。
例3)「イベント分析」の場合
「CVに手間取ったユーザ」機能のユーザ一覧を表示して、イベント分析を見たところ、「入荷お知らせメール配信」がよく使われていた。
※本機能の詳細は、「セグメント別利用傾向分析機能について」をご参照ください。