USERGRAMとGoogle Analyticsの両方をご導入されているお客様から、このようなお悩みをお伺いすることがあります。
「施策を打ったはいいが、具体的な効果検証の方法がわからない」
「Google Analyticsで数値の確認をするのに留まっており、USERGRAMでなかなか効果検証を行えていない」
この記事では、実際にビデオ・オン・デマンド事業を運営されているある企業様で、Google AnalyticsとUSERGRAMの両ツールを使用して施策の効果検証を行った事例をご紹介します。
※本記事は、以下の記事の一事例をご紹介しています。
本編のUSERGRAMとGoogle Analyticsの施策の振り返り・効果検証での併用方法は以下をご覧ください。
▼詳細はこちら
【USERGRAM×Google Analytics】第二弾:施策の検証・振り返りでの併用方法をご紹介
解約率を下げるため、新たな施策を実施
ビデオ・オン・デマンド事業を運営されているある企業様では、ユーザの解約率の高さが課題となっていました。
解約率低下の施策を考えるためUSERGRAMで観察を行ったところ、ユーザはキャラやエピソードに絞って動画を視聴していることがわかりました。
そこで、コンテンツ閲覧向上のための切り口として「キャラ別まとめ」「ストーリー別まとめ」といった特集コンテンツを用意しました。視聴したいコンテンツを見つけやすくすることで、解約率を下げる狙いがありました。
施策実施後の効果を検証
Google Analyticsで「施策に触れたユーザの解約率」を確認
まず、Google Analyticsで特集コンテンツを閲覧したユーザの解約率を検証したところ、施策に触れたユーザの解約率は2.3%、触れていないユーザの解約率は12.7%で、施策に触れていないユーザと比較して解約率が10%以上も低いことがわかりました。
施策により1/6程度の解約抑止効果がありそうということがわかりましたが、この時点では本当に施策による効果なのか断言することはできませんでした。
そこで、この成果が本当にこの施策によるものか確かめるために、USERGRAMで検証を行うことにしました。
USERGRAMで、休眠していたユーザの行動を観察
USERGRAMでは、「今回の施策である特集コンテンツを閲覧したのち、動画視聴を行ったユーザ」の行動を観察しました。
すると、一定期間サービスを利用していなかったユーザが、特集コンテンツを閲覧したことをきっかけにサイト訪問が活性化されており、解約率低下に貢献している様子がわかりました。
施策の効果検証を行う際は、USERGRAMとGoogle Analyticsの併用がおすすめ!
この事例のように、Google Analyticsなどの定量ツールで確認した数値結果が本当に実施した施策によるものかどうか断言できない場合(又は結果が思うように伸びなかった場合も)は、USERGRAMで施策に触れたユーザを観察することで、本当に実施した施策によってその結果が生まれたのかを確認することができます。
また、施策の課題や伸びしろが見つかり二次改善に繋げることもできます。
施策の振り返り・効果検証の際は、以下のステップでうまく両ツールをかけ合わせて活用することをおすすめします。
USERGRAMとGoogle Analyticsを併用して施策の振り返り・効果検証を行う方法の詳細は下記の記事でご紹介しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
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【USERGRAM×Google Analytics】第二弾:施策の検証・振り返りでの併用方法をご紹介