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活用ヒント

SNS施策(LINE・Facebook・Instagram等)の観察方法や施策実施時の注意点は?

SNSを利用して、サイトへの流入を狙う広告やキャンペーンを実施している企業様に向けて、USERGRAMでのユーザの抽出・観察方法や施策を実施する際の注意点をご紹介します。

※2021年7月時点の情報です。各サービスの最新情報は別途ご確認いただけますようお願いいたします。

SNS施策をUSERGRAMで観察する方法

USERGRAMで計測しているサイトへの流入がある施策であれば、USERGRAMでの観察が可能です。
例)TwitterのツイートやLINEの配信メッセージから、LPや本体サイトに遷移する施策など

SNSからの流入は、パラメータで判別しましょう

USERGRAMでSNS施策を観察する場合は、必ずutmパラメータ等のパラメータを付与しましょう。パラメータを付与しておくことで詳細な行動絞り込みが行えるので、施策に触れたユーザを抽出しやすくなります。
また、きちんとパラメータを設定しておくことで、Google Analyticsなどの分析ツールでも定量データの確認が行いやすくなるというメリットもあります。

SNSから流入した場合、流入元のリファラ情報が取得できれば、USERGRAM上では下記のようにリファラ情報(流入元のドメインURL)が表示されます。
※リファラURLは一例です。流入時のブラウザやユーザにより、リファラURLは変わる場合があります。

▲Facebookからの流入でのUSERGRAMの表示

ただし、SNSの種類や、ユーザのアクセス時の状況によってはリファラ情報が取得できない場合があります。
そのためリファラURLで行動絞り込みを行っても、すべてのユーザがヒットしない可能性があります。観察を行うためには、パラメータは忘れずに付与するようにしましょう。

ユーザ抽出方法①:パラメータで絞り込む

パラメータに

  • どのSNSからのアクセスなのか
  • どのクリエイティブや配信メッセージからのアクセスなのか

といった情報を付与することで、施策ごとにユーザを抽出することができ、観察時にユーザの状況がイメージしやすくなります。

▼パラメータでの絞り込み方法
行動絞り込み機能で、「流入経路」>「流入パラメータで指定」を選択し、リンク先URLに設定したパラメータを入力します。

ユーザ抽出方法②:リファラ情報で絞り込む

  • 「あるSNSからの流入」というくくりでユーザを観察したい
  • パラメータは振っていないが、SNSから流入したユーザを観察したい

といった場合は、リファラURLが取得できているユーザに限り、リファラ情報での絞り込みが行えます。

▼リファラURLでの絞り込み方法
行動絞り込み機能で、「流入経路」>「リファラ・入口ページで指定」を選択し、施策を実施したSNSのリファラ情報を入力します。

各SNSからサイトに流入した場合、一般的に下記のようなリファラ情報が取得されます。

※流入時の状況やユーザによってはリファラ情報が計測されないケースもあります。確実にユーザ抽出ができるようにするためには、パラメータを付与してください。

SNS施策をUSERGRAMで観察する際の注意点

SNSアプリからのアクセスは、WEBブラウザからのアクセスとは別のユーザとして表示される

普段SNSアプリをお使いの方はイメージしやすいかと思いますが、スマートフォンを使って各種SNSアプリで外部サイトへのリンクをクリックした場合、アプリ内ブラウザでリンクが開かれることがあります。

アプリ内ブラウザとは、アプリに組み込まれているWEBブラウザとしての機能のことです。リンクをタップしてもSafariなどのブラウザアプリに切り替わることなく、SNSアプリ上にWEBページが表示されます。

USERGRAMはブラウザのCookie情報をもとに、同一ブラウザでの行動を同じユーザと判定しています。
※Cookieとは、それぞれのユーザの識別を目的に、Webサイトの訪問者の情報を一時的に保存するための仕組みです。

SNSのアプリ内ブラウザとSafariやChromeなどのWEBブラウザのアプリでは、Cookieの値が異なります。
そのため、1人のユーザが取った行動だとしても、

  • SNSのアプリ内ブラウザで行った行動
  • 普段使用しているWEBブラウザのアプリで行った行動

は、それぞれ別のユーザとしてUSERGRAM上で表示されます。
(ユーザ同定方法について、詳しくはこちらをご確認ください。)

また、SNSのアプリ内ブラウザでの行動が記録されるのは、その行動内でCVが起こったときのみです(CVまで惜しかったユーザ機能での表示は除きます)。

SNS上のリンクをクリックし、SNSのアプリ内ブラウザでサイトに流入したが、CVせずに離脱した場合(下図)は、後述のサービスIDが取得できていない限り、USERGRAM上では表示されないのでご注意ください。

サービスIDを取得していれば、ユーザ同定ができるケースも

それぞれのブラウザ内でサービスID(ユーザを同定可能な会員IDなどのID)が取得できている場合は、以下のケースに限り同じユーザとして表示されます。

例えば、SNSのアプリ内ブラウザでユーザがログインやCVを行い、その際にサービスIDが取得できた場合は、SNSのアプリ内ブラウザからのアクセスと、その他のWEBブラウザのアプリからのアクセスが1人のユーザの行動として表示されます。
※SNSのアプリ内ブラウザでユーザがログインやCVなどを行わず、サービスIDが取得できない場合は、同じユーザとは同定されません。

【Tips】LINEで施策を実施する際は、デフォルトブラウザで開くように設定できる

SNSアプリでユーザがリンクをクリックした場合、基本的にはアプリ内ブラウザが立ち上がり、リンクが開きます。
この時、前述したように、SNSのアプリ内ブラウザでログインやCVが行われないと、そのユーザが行った前後のWEBブラウザのアプリでの行動とは異なるユーザとして認識されてしまいます。

しかし、LINEでの配信の場合、アプリ内ブラウザではなくユーザのデフォルトブラウザ(SafariやChromeなど)でリンクを開くよう設定する方法があります。
設定は簡単で、LINEで配信するサイトのURLに「?openExternalBrowser=1」というパラメータを付与するだけです。もちろんutmパラメータなど、その他のパラメータと一緒に付与することもできます。

▼例
https://example.com/?openExternalBrowser=1
▼utmパラメータを付与する場合
https://example.com/?openExternalBrowser=1&utm_source=xxx

※上記の方法はLINEの仕様となります。
LINEの仕様変更により、上記の設定が行えなくなる可能性があります。実施前は必ず仕様をご確認ください。
URLを外部ブラウザで開く(※外部サイトへリンクします)

いかがだったでしょうか。
SNS施策を実施する際や、ユーザを観察する際はぜひ参考にしてみてくださいね。

左貫雅透
「顧客の成功」=「最大のモチベーション」!前職ではSaaS比較メディアでカスタマーサクセスに従事し、顧客志向の重要性を強く実感しました。USERGRAMに出会い、顧客体験を通じた成果実現を広くご支援していきたいと思いbeBit参画。ツールの枠を超えて価値提供できるよう奮闘しております!趣味は野球です!

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