本記事ではUSERGRAMをこれから使い始める方に向けて、USERGRAMがどんなツールなのか、どんなシーンで役立つのか…といった疑問にお答えします。
※USERGRAMの基本的な使い方・操作方法について知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
【初心者向け】行動観察までの基本的な流れを簡単にご紹介
目次
USERGRAMってどんなツール？
USERGRAMは、ユーザ一人一人のサイト内行動が可視化できるツールです。
CVしたユーザ（サイトにおける成果地点を通過したユーザ）を中心に、一人一人のユーザが
- どこから流入して
- どんなページに、どれくらい滞在し
- どんな流れでCVに至ったのか
を、直感的に把握することができます。
USERGRAMは何のために使うツール？
デジタルマーケティングにおける改善サイクルは、大きく3ステップに分けられます。
①サイト全体や施策の数値結果を確認し、改善領域にあたりをつける
②課題が発生している理由を深掘りし、改善案・企画案を出す
③施策を実行する
USERGRAMは、このうちの②のステップにおいて、ユーザ行動から課題が発生している理由を深掘りし、企画案・改善案を出すためのツールです。
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールでできるのは、数値結果の確認や改善領域の特定までです。集計データを見ても、なぜそのような結果になったのか・具体的にどんな改善をすればよいかを考えることは難しいです。
改善領域を特定後、USERGRAMで行動データを確認することで、ユーザ行動から「なぜその結果になったのか」を読み取ることができ、ユーザ理解に基づいた改善案・企画案が出しやすくなります。
USERGRAMを使うとどんな分析ができるの？アクセス解析ツールとの違いは？
ここまで、USERGRAMは課題特定・改善案出しで使うツールだということ、またGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツールと一緒に使うと効果的ということを簡単にご説明しました。
ここからは、具体的にアクセス解析ツールとUSERGRAMの違い、各ツールを使用した際の企画立案イメージなどをご紹介していきます。
アクセス解析ツールで分かるのは「結果」、USERGRAMで分かるのは「過程・理由」
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールで確認できるのは、サイトに訪れているユーザの全体傾向や集計結果です。
アクセス解析ツールで確認できる、PVやセッション、CVRといった集計データは、「何があったのか」という結果を確認したり、「どのページに課題があるのか」といったサイト内の改善領域を発見するのに長けています。
一方で、USERGRAMで確認できるのは、一人一人のユーザのページ遷移、ページの滞在時間などといった、CVまでの過程の行動です。
CVまでの過程の行動をたどることで、「ユーザはどんな点で困っていたのか」「実際はどんなニーズを持っていたのか」といったユーザの行動の理由（なぜそのような結果になったのか）を把握することができます。
ユーザ行動を確認し、その行動の理由をもとに企画をすると、実際に発生しているユーザのつまづきポイントを解消することができるため、より成果が出やすくなるのです。
両ツールを併用してより効果的な分析をしよう
集計データからサイト内で課題となっていそうな箇所にあたりをつけた後に、USERGRAMを使ってユーザの行動を観察し、改善点と改善内容を考えていく…といった流れで分析・企画を行うことで、よりユーザの状況に即した改善案・企画案を立てることができ、成果に繋がりやすくなります。
いかがだったでしょうか。実際の活用方法が気になる方は、ぜひ下記も合わせてご覧ください。
▼USERGRAMの基本的な操作方法を知りたい方
【初心者向け】行動観察までの基本的な流れを簡単にご紹介
▼実際の導入企業様での分析事例や改善案が知りたい方
USERGRAMを使った分析事例や改善事例を多数ご紹介しています。
分析事例記事一覧
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